若冲 [凄いなぁ想う人のこと]
みなはんは、好きな人とか、尊敬する人って居てはりますか?
身近な人とか、職場の人とか。
でも、お話もした事ない人やったら、どないやろか?
尊敬するとか、好きとか云う感情は
実際同じ空間にいて、想うもんやないやろか
実際、会うてもいいへん人に、尊敬とか好きって言い方は少し現実味がない気がする高兄。
では、そういう人を、どう表現したら良いやろか・・・・
そやっ!
凄いなぁ想う人や
そのままやんっ、て声が聴こえてきそうですが・・・
前置きが、長くなってしもた。
そう、伊藤若冲のことでございます。
ご存知の方も、多いやろうけど、簡単に紹介を。
いとうじゃくちゅうは、江戸中期に活躍した画家。
京都の錦小路の青物問屋の長男として生まれました。40歳で、家業を弟に譲り、絵画制作に
専念し、花鳥画と水墨画に、独特な彩色美を持つ異端児。
ちなみに、若冲の号は、親交の深かった相国寺の僧、大典禅師・梅荘顕常がつけたらしい。
で、もって、10代の頃から若冲の絵画に完全にやられている高兄は
先週まで、建仁寺の両足院(りょうそくいん)でやってはった若冲展。
行ってきました
建仁寺さん境内にある両足院。伊藤若冲の雄鶏雪中の図 左側の建て看板のやつ
いや~凄い凄かったな
画集では、何遍か観てましたが
ほんまもんの、「雄鶏雪中図」は、掛け軸の中に描かれてます。
撮影禁止の為、みなはんに画像見せられないのが、ほんまに残念やけど
高兄は、お軸の前から、30分ぐらい動けまへんでしたね~
正座して、その画をみつめながら・・・・
若冲は、最初の一筆はどこからいれたんやろ?
最初に色彩いれたんは、どの辺りやろか?
なんて、事を若冲と同調(シンクロ)しながら・・・・
あっというまに、半時過ぎてましたわ
後ろで、人も待ってはって
足も痺れてきたんで
その後は、早々に退散いたしましたが・・・・
改めての感想ですが
やっぱり
若冲って
かなりの変態ですね
あっ
この変態は、かなり良い意味ですよ。
こんな異端、異才をはなつ人が、江戸時代の京都になんで生まれたんやろ?
そんな事を、想像したら、ほんまにおもろいですわ
しかし、こんな若冲の生涯とか、
なんで、だれも映画にしないんかなぁ・・・・
高兄は、かなりおもろい思いますがね。
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