ロベール ランクス [凄いなぁ想う人のこと]
ロベール・ランクス
この名前の人物、ご存知やろか?
すぐにピンときた方は、なかなかのスイーツ好き、ショコラ好きと御見受けします
高兄が、浮世で一番好きなショコラ
ラ・メゾン・デュ・ショコラの創業者にして、最高のショコラティエでございます
高兄が、彼のショコラを初めて食べたんが、1993年・・・・
もう、17年も前になりますか・・・・
高兄は、過去に2度、渡仏した事があるんですが、
1993年PARIS 1997年PARIS
その初PARISの時
当時、南仏に住む日本人女性の友人から(職業はフードコーディネーター)
「○○君、あんたさぁー
パリ行くんなら、一度、メゾン・デュ・ショコラのボンボンショコラ食べなさいよ!
あそこの食べないで、ショコラ食べた気になっちゃいけないわよ!
知ってる、メゾン・デュ・ショコラ?」
当時、20歳そこらの餓鬼の高兄が、知っているわけがなく
(っと云うか、17年前に、業界人でもなければ、メゾン・デュ・ショコラの名前やロベール・ランクス氏を知っている日本人が、何人いたんや・・・・)
さっそく、PARIS滞在中に、本店にむかい、ショコラを購入。
それまで
「たかが、チョコやんっ」と思っていたんですが
食べたとたんに
「たかが、チョコなん??」
という想いに。
その、いままで食べた事のないボンボンショコラの味覚に、感動したものでした
創業者の、ロベール・ランクス氏にも、俄然、興味が湧いてきましたね~
27歳という若さで、自分の店を持つに到ったショコラティエ。
1960年代、まだ、パリっ子のあいだでも、ショコラとは晴れ(特別)の日の食べ物でした。
その、ショコラを、日常のお菓子に、
なおかつ、価値観を持つお菓子に、
他のデセールとは、一線を画するものに(一種のブランド化かも?)
彼の情熱が、実を結んでいくわけですが・・・・
ランクス氏がいなけりゃ、エルメやエヴァンも出てこなかった。
(おお、言い切った!)
自店をオープンしたあとも、いくつかの店のプロデュース
ラ・マルキーズ・ド・プレール(現在のルノートル)の経営などへて、
1977年に、ラ・メゾン・デュ・ショコラPARISを開店するに到りました。
彼のブランドショコラ戦略の一つが、この美しい箱詰めショコラ
エルメスと同じアトリエ(工房)で創られています。
ちなみに、マカロンで有名なラデュレも、同アトリエ。
1970年代当時、ショコラをブティックの様なイメージで捉えていたショコラティエが他にいたやろか?
いまも、高兄は、あのショコラの感動が、こころに残ってます。
おおきに、ランクスはん
若冲 [凄いなぁ想う人のこと]
みなはんは、好きな人とか、尊敬する人って居てはりますか?
身近な人とか、職場の人とか。
でも、お話もした事ない人やったら、どないやろか?
尊敬するとか、好きとか云う感情は
実際同じ空間にいて、想うもんやないやろか
実際、会うてもいいへん人に、尊敬とか好きって言い方は少し現実味がない気がする高兄。
では、そういう人を、どう表現したら良いやろか・・・・
そやっ!
凄いなぁ想う人や
そのままやんっ、て声が聴こえてきそうですが・・・
前置きが、長くなってしもた。
そう、伊藤若冲のことでございます。
ご存知の方も、多いやろうけど、簡単に紹介を。
いとうじゃくちゅうは、江戸中期に活躍した画家。
京都の錦小路の青物問屋の長男として生まれました。40歳で、家業を弟に譲り、絵画制作に
専念し、花鳥画と水墨画に、独特な彩色美を持つ異端児。
ちなみに、若冲の号は、親交の深かった相国寺の僧、大典禅師・梅荘顕常がつけたらしい。
で、もって、10代の頃から若冲の絵画に完全にやられている高兄は
先週まで、建仁寺の両足院(りょうそくいん)でやってはった若冲展。
行ってきました
建仁寺さん境内にある両足院。伊藤若冲の雄鶏雪中の図 左側の建て看板のやつ
いや~凄い凄かったな
画集では、何遍か観てましたが
ほんまもんの、「雄鶏雪中図」は、掛け軸の中に描かれてます。
撮影禁止の為、みなはんに画像見せられないのが、ほんまに残念やけど
高兄は、お軸の前から、30分ぐらい動けまへんでしたね~
正座して、その画をみつめながら・・・・
若冲は、最初の一筆はどこからいれたんやろ?
最初に色彩いれたんは、どの辺りやろか?
なんて、事を若冲と同調(シンクロ)しながら・・・・
あっというまに、半時過ぎてましたわ
後ろで、人も待ってはって
足も痺れてきたんで
その後は、早々に退散いたしましたが・・・・
改めての感想ですが
やっぱり
若冲って
かなりの変態ですね
あっ
この変態は、かなり良い意味ですよ。
こんな異端、異才をはなつ人が、江戸時代の京都になんで生まれたんやろ?
そんな事を、想像したら、ほんまにおもろいですわ
しかし、こんな若冲の生涯とか、
なんで、だれも映画にしないんかなぁ・・・・
高兄は、かなりおもろい思いますがね。