祇園 さ々木 [御飯たべのこと]
夜ご飯たべの、お話です
大和大路の八坂通りを、東へ。
坂を少し登りまして。
祇園 さ々木さんです
高兄が、いまさら述べるまでもなく
おそらく、京都で一番予約困難な、和食の名店です。
今回の先付け
岡山の天然鰻入り、あんかけ茶碗蒸し
佐々木名物の八寸
おおトロの握り、関鯖、よこわ、牛タントロ、えんがわ(これ絶品)
今回の椀物は、珍しく。
佐々木流の、仏跳湯(ぶっちょうたんは、中華の高級スープとして有名)
貝柱のダシが、憎いほど効いています
と、まあ・・・・
こんな形で、
お料理画像を、羅列していっても良いんやけど・・・・・
今更、超有名店の、お料理
多くのブロガーの方が、掲載もしてはるやろしねぇ~
なので。
高兄の知る、さ々木の大将佐々木浩さんのエピソードを。
高兄が、さ々木に初めて訪れたのは、2001年の初夏やったと記憶してます。
当時のお店は、まだ
花見小路の四条北側、少しわかりにくい場所にありました。
その頃から、
祇園に勢いのある美味い店が出来たで、
そういう噂が
高兄の耳にも入っていまして。
お昼のご飯食べに行きました。
カウンター越しに、黙々とお仕事をされる佐々木さん。
その頃の佐々木さんは、お世辞にも愛想のある大将には観えませんでした。
それとともに、高兄が感じたのは
(ふん、若造が、黙って食べれば俺の料理はわかんねんっ、)
そういう、雰囲気がありありしてまして
ただ、この当時の事は、大将に確かめてもいない話なんで、本当のところはわかりまへんがね。
高兄のほうも
(ふん、ええわい。こっちから話、ふってやらへんわーよし、食べてみようやないのっ)
と、こんな感じでして
黙々と料理をいただきました。
すると
確かに美味しい!
この感性は、凄いかも・・・・
そして、夜のお食事にも来てみたいっ!
そういう好奇心が芽生えたのでした。
その後、なかなか機会も恵まれず、スケジュールも合わずで。
次に訪れたのは、2003年の秋。
念願の夜のご飯たべ。
その時の感想は。
見事。
の一言。
前よりも、さらに美味しく、その進化には驚きさえありました。
もうひとつの驚きは、佐々木さん自身の変貌。
すっかりエンターティナーな、料理人になっていた事です
カウンター越しに、お客さんと愉しくお話する佐々木さん。
相手を愉しませる事に、集中している姿。
この数年の間に、彼の中でどういう変化があったのでしょうか・・・
それとも、これが本来の佐々木さんの地?
たぶん、そうなんだろうと想います。
それからは、1年に一度ぐらいのペースで、ご飯たべに出かけています。
今日も高兄の前、カウンターという舞台での
美味しいお料理、愉しい空間~佐々木劇場~は続きます
いかにも佐々木さんらしい・・・これ、ワインじゃないんですよ、佐々木特注ウーロン茶
ダブルご飯もん(佐々木の夜コースは、ご飯が2種類でます) マグロ中落ち丼、自然薯がけ
今夜も、佐々木劇場を見つめながら、
あの頃の、鼻っ柱の強そうな大将の姿を、想いだしたり・・・・
ああいう大将も嫌いやなかったなぁ
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